学校評価結果

2021年度学校評価結果

学校法人 元江別若葉学園 認定こども園 元江別わかば幼稚園

1.園の教育目標

キリスト教の精神に基づいて学校教育を行い、心の教育を大切に「明るく、たくましい、思いやりのある子ども」を育てる。

  1. 神様の愛を知り、感謝できる子ども
  2. 心も体もたくましい子ども
  3. 一人でも友だちの中でも楽しく遊べる子ども
  4. 人の話をよく聞き、自分の考えで行動できる子ども
  5. 友だちを思いやり、助け合って一緒にがんばる子ども
  6. 自然を大切にし、命の尊さを知る子ども

2.本年度に定めた重点的に取り組むことが必要な目標や計画を基に設定した学校評価の具体的な目標や計画

  1. 1.感謝することのできる子を育てる。
  2. 2.人としてのルールや社会のルールを知り、それを守ることができる子を育てる
  3. 3.待つこと、我慢すること、そして時には断念することができる子を育てる
  4. 4.相手の気持ちをおもんぱかることのできる子を育てる
  5. 5.苦手なことや困難なことにも、へこたれない芯の強い子を育てる
  6. 6.自分の考えや主張をきちんと言うことができて、他の人の話もよく聞ける子を育てる
  7. 7.誰もが皆、愛しい尊重されるべき、かけがえのない存在だということを感じられる(実感できる)子を育てる

3.評価項目の達成及び取組み状況

評価項目取組み状況
幼稚園教育要領の精神を踏まえ、園の教育理念・教育方針に従い編成している
  • 研修会に参加する機会を多くもち、研鑽を積む努力を続けている。
  • パワーポイントを使用し、全教職員で共通理解に務めている。
  • 幼稚園教育要領、幼保連携型認定こども園要領の改訂に伴い園内外での研修で学びを深めている。
教育要領、教育課程、子どもの実態などをもとに考えて作成している。
  • 毎年、年間カリキュラム、期カリキュラムの見直し・検討をしている。
  • 教育課程に沿い実践すると共に毎月検討し合う。
  • 職員全員で指導計画を検討し合い、子どもの実態に即した内容にするように努めている。また、月案については、各学年で毎月綿密に検討している。
  • 幼保連携型認定こども園としての全体の保育計画について検討している。10の姿について学びを深め保育の質を高める工夫と努力を始めた。
子どもの実態を的確につかみ、具体的な手立てを講じる。
  • 教師は毎日日誌を書く中で子どもの実態を把握し、指導の手立てを工夫している。担任が分析しきれない場合には、学年又は全体で検討し仮説を立て実践するようにしている。
  • 育後に子どもの様子(感動したこと、素敵だったこと、おもしろエピソード、困ったこと等々)を分ち合っている。
  • 全教職員がその子その子の課題や不安を知り解決の為に工夫している。
学期ごとに各クラスの経営の成果と課題を報告する。
  • 毎月末、各クラスで定めた月や週の目標に沿って子どもの様子、指導の在り方を検証し、翌月の指導に生かしている。毎学期末には、個人での振り返り及び全体での反省会を行い、子どもの成長を共有し、課題を検討し合っている。
子どものよさを認めて評価しようとしている。
  • 一人ひとりの子どもの深層心理を理解しようと努力すると共に、一人一人のよさを認め、自信に繋げていけるよう工夫と努力をしながら、育ち合っていける仲間関係づくりに努めている。
  • “良さ”に気付き合い、子ども同士や教師間で共有し合えるよう努力している。
  • 何かが上手に出来るからではない。誉められながら認められながら育っていくことを大事にしている。
  • 幼稚園内保育施設「むぎのほ」から企業主導型保育事業「こひつじ」を含めた低年齢児と共に育ち合うことができた。
遊びを通して工夫したり、協力したりする姿が見られる。
  • 自分で工夫して遊んだり、友だちと協力して遊べる環境を準備するようにしている。
  • 子どもの自発的なあそび、教師も共に遊び込む集団遊びなどにより、イメージを共有し合ったり、全身で遊びこめるよう工夫している。
  • 色々な友達と遊ぶからこそ起こる葛藤体験を大事にする。
規則正しい生活習慣の定着に向けての指導を行う。
  • 登園から降園までの一日の流れのなかで、身に付けてほしい生活習慣の獲得を促している。ただ、このことが絶対条件ではないので、誉め、あそびながらその習慣を身につけていけるよう促すことを心掛ける。
各研修会や研究会に積極的に参加して職員に資料提供をする。
  • 各種研修会や研究会に参加し学んだことを資料にまとめ、職員会議などにおいて提供し、共通理解を図るようにしている。
  • 園内研修を開催し、教職員で共通の保育観や現在の課題を共有している。
  • 出張命令として参加した研修会に関しては、各人がレポートを作成し、園内研修で学びあった。
園だよりや合同研修会を通して、幼稚園の情報を発信していく。
  • 園の教育方針や取組み、研修会で学んだことなどを保護者の方と分かち合えるよう、園だよりなどで報告・理解を図るようにしている。
  • 保育の質の向上を目指し、今までの園内研修・反省会の他に文献を参考にしながら職員間の勉強会及び講師を招いての月 1 回の勉強会を継続していく。
  • コロナ禍にあって、教師による動画配信にて子ども達があそべるように配慮した。
園の財務状況を公開する
  • 公認会計士監査により、適正に運営されていると認められている。
  • 顧問弁護士、顧問社労士、ファイナンシャルプランナーと共に、学園運営に関する短期・長期計画の検討をしている。
  • 質の高い保育を目指し時給のアップ、基本給の大幅アップを行った。

4.学校評価の具体的な目標や計画の総合的な評価結果

結果理由
A
  1. 学年での計画の確認や、毎月の学年ごとのカリキュラム会議、学期ごとの全体での反省会を通し、日常の保育の在り方を振り返り、課題を見つけ解決している。このことは、教師相互の学びとしても一人の子の成長に全員の教師で関わるという目標達成の上でも有意義である。
  2. 子どもの発達と照らし合わせながら、深層心理を理解しようとすることはなかなか難しいが、研修や文献を通してなど職員間での議論をしながら、日々努力している。
  3. 一人ひとりの教師が時間をかけて毎月のカリキュラム、保育内容の検討をしていることと同時に、教師集団でそれぞれのクラス運営、子どもの育ちについての協議・検討・対策会議にも時間をかけている。このことにより、0歳から6歳までの系統だてた発達について学びつつ、園長はじめ、教職員全員で関わる意識ができている。今後も教師間で刺激をし合い、助け合いながらより良い実践ができるように邁進していきたい。
  4. 編さんされた教育課程に基づき、発達に則し、系統立てた教育活動ができた。
  5. 実のなる樹の植樹、こどものあそび心をくすぐる北欧の玩具の設置など園庭整備を行った。
  6. シェイクアウトにも参加し、防火に関する危機管理意識を持つ努力をした。
  7. 幼稚園の変形としてではなく、幼保連携型認定こども園としての役割や使命を共通認識し、研鑽を積んでいくことが求められている。

5.今後取り組むべき課題

安全管理
  • 防火防災に関する学びと訓練と同時に防犯訓練も実施をする。
  • 自由を保障しつつも死角を作らない工夫と努力を徹底する。
学校評価委員会の立ち上げ
  • 学校評価委員を人選し、委員会を開催する。
学園の今後の検討
  • 全教職員で0歳から5歳までの系統立てた発達の学びを更に深める。
  • 人数が増えた教職員皆が建学の精神を共通理解できるように園内研修を充実させる。
  • 新園舎・新園庭の有効的かつ安全な使用の仕方を構築する。
  • 就労する母・就労希望の母の増加に伴い江別市と協力しながら、真の子育て支援を考えていく。
  • 保育内容・子どものあそびの姿を、保護者の方々に分かりやすく伝えるような保育の見える化、ドキュメンテーションの在り方を模索する。
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